ショーの後半は手の込んだ作品も披露します。そういった作品は時間がかかるので、その場で作る時間はないし、間(ま)も悪くなってしまいます。ですから、お料理番組のように事前に用意しておくわけです。
バルーンアートを始めた当初と比べ、作るスピードもだいぶ速くなっているので、このくらいの時間で済んでいますが、かなりの作業量なんです。
準備が大切という点では、良いプレゼンをするのにしっかりした準備が必要なのと同じですね。ですが、バルーンアートショーの場合、同じ内容のショーをするにしても、毎回、準備をしないといけません。
イベント出演が決まると、その前日には準備のためのアトリエ作業日になるわけです。効率の悪いことこのうえないです。でも、だからこそ、お客さんに感動してもらえると思っています。
フロアにハロウィン柄のバックパネルをご用意いただいて、特設会場になっていました。
これだけでイベントらしさはあるのですが、バルーンアートのオブジェが空間に入ると、「わぁ、何が始まるんだろう!?」ってくらい心躍るような雰囲気で、とてもイベントらしくなるんですよね。
すでにある空間を異質なものに変える。そんなところが、個人的にとても面白く感じています。
さて、ショーについて話を戻すと、ショーでは作るところを見て頂くバルーンパフォーマンスと、オブジェによって創られる非日常の雰囲気と、その両方を楽しんで頂きたいなぁと思っているんです。
最後にはたくさんの作品が集まって素敵な雰囲気を醸し出している。そんなショーを目指しています。
でも、これには大きな問題が・・・!
ご来場の皆さんは、バルーンアートはもらえるもの。作品をくれるのがバルーンアートショーだと思っている節があるようで・・・。
ショーで見せるレベルの作品は時間をかけて丁寧に作った作品。これを出来たそばからホイホイ配ってしまうのは、なにか違うんじゃないかなって思います。
「えー、バルーンアートショーなのに、もらえないの?」って声が・・・
やっぱりその声にはお応えしたい。「欲しい」「もらいたい」と言われるのはバルーンアーティストとして嬉しいことです。でも何故か「買いたい」って言われないところが哀しいところでもありますが。
そこで、ショーの最後にプレゼント用の小さな作品をたくさん配る事で対応したり、ショーの一番最後に抽選会やじゃんけん大会をすることにしています。
この日はショーの最後にはプレゼント用の作品を大勢の方に差し上げて、ショーで披露した作品はディスプレイとして商業施設に残してきました。
このディスプレイは10月30日まで飾られていて、10月31日のハロウィン当日に個々のフィギュアに分けられ、先着で希望者に作品プレゼントされました。
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