今週は3日連続の幼保公演の翌日に銀座にオフィスを構える企業さんのファミリーデーに出演と、ややハードなスケジュールでしたが、これで今年の現場納めとなりました。
写真は都内の幼稚園さんでのクリスマスシーズンのショー公演。
お顔にぼかしを入れて掲載しています。
女の子に登壇してもらって、羽とティアラで花の妖精に変身してもらいました。
会場入り口には大きなトナカイさんが左右にいるバルーンアーチ、
そしてバルーントンネルをくぐって、会場入り。
くぐり抜けるだけでみんな笑顔!
今年は改元の年、元号が何になるのか!?というところがハイライトだったと思います。
バルーンアート業界でのビッグニュースは、何と言っても
ヘリウムガスの供給不足 でしょう。最近、ヘリウムガスは医療機器だけでなくパソコンのHDDにも使用されるようになり、世界全体で需要が高まる一方です。それに対して供給量はこれまでと変わらないので、必然的に供給不足になっています。
ヘリウムガスを使って容量アップするHDDについての記事
ヘリウムガス不足について詳しく書かれているパーティーグッズ会社の記事
現状、供給は完全にストップしてはないのですが、かなり限られています。アマゾンでは、末端価格で(高い値段で少量の容量で)販売されているヘリウムが購入できますが、在庫が切れたら、今後はどうなるかわかりません。
すでに計画されている新しいプラントができれば供給も戻り、2020年以降は改善へと向かうとの楽観的な見方もあるようです。
風船職人SHINOではショー公演でステージに飾るバルーンアーチを作る際、ヘリウムガスを使用しています。所有しているヘリウムボンベは、空になったらガス会社さんに充填をお願いしています。
今年の夏は2ヶ月近くかかって、ようやく充填してもらえました。現在は一本、空き瓶をだしていますが、すでに2ヶ月近く経っており、充填はいつになることやら・・・
当面はヘリウム不足確定なので、来年度はメニューにヘリウムを使用するアイテムは削除する方向で考えています。浮いている風船は魅力的なので、早く復活できるよう願っています。
風船職人SHINOにとっての2019年は、
1. ヨーロッパのメーカーのバルーンを使い始めた
使用するバルーンの幅を広げて、作品作りが益々楽しくなった一年でした。
今まではメインとしてアメリカ・カナダを拠点とするバルーンメーカーさんのバルーン(発色がとても良く、伸びも良い) を使用していましたが、今年からヨーロッパ拠点のメーカーさんのバルーン(色がくすんでいてとても味のある作品になる、ひねった感じが軽い) と併用を始めました。
2つを合わせることで、一方の発色の良さ、もう一方のくすんだ雰囲気のある色、コントラストがあって、より映え、いい感じ!
2. 2つのインタビュー
今年5月と6月に2つのインタビューを受け、記事にしていただいたことが、これまでの活動を振り返り、今後を考える上で、とても大きい、良い機会でした。
6月に掲載されたインタビュー:
ソフトバンクニュース
観客の心を掴むコツは「教官と共有」。東大出身のバルーンアート全米チャンピオンSHINOさんに聞く、働き方の流儀
https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20190606_01
3. インスタコラボ企画
現在も継続中のY!mobileさんとのコラボ企画、「ふてニャン×バルーンアート」は今年4月から毎月、インスタグラムにアップし、そしてY!mobile公式インスタグラムにアップしていただいています。
バルーン歳時記と言うと大げさですが、毎月の季節の作品を作る機会となって、これまで作ってきた作品の復習をするような、嬉しい機会でした。
最新のアップは、Y!mobile公式インスタグラム「ふてニャン×バルーンアート」12月の作品として風船職人SHINOが制作しました → https://www.instagram.com/p/B6cpsTvhPie/
4. そのほか、今年もイベント出演や、幼保バルーンアートショー公演(通算公演数600回、観客園児数7万人が目の前に迫ってきました)のご依頼をいただきました。
みなさま、今年もありがとうございました。